ふぅろぶうぅるず

愚者の楽園

怠惰なオタクに捧げる効率化アプリたち

この記事は、みす51代 Advent Calendar 2019の5日目の記事です。


気づいたら今年一度もブログを更新していなかった。みすを引退してもうすぐ1年になりそうにもなってた。最早何の肩書もない、ただの野生のガラルあたふたです。

誤解しないでくれ、書きたいネタは無限にあるんだ。でも今年は特に多方面が忙しくてそれどころではなかったんだ。

ってな訳で、アドカレ枠が足りなそうなのでネタを一つ放出して夜中に1hで書き上げた。これぞワンドロならぬワンライト?ワンイヌヌ!(倒置法)

深夜テンションで書いているので読みにくいかもしれないが許してください。元々読みにくいのでどーせ関係ない説

ってな訳で、今年仕入れたおすすめ拡張機能やらアプリを4つほど、雑に紹介していきます。

TL;DR

仕事効率化ブラウザ拡張機能やアプリの紹介 (結構ギーク寄りかも)

ブラウザ拡張機能の部

workona

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対象ドメイン

ブラウザタブ管理/タブグルーピング

対象ブラウザ

chromium系のみ

長所

  • 渋滞気味なブラウザのタブを名前を付けてグルーピングして保存できる
  • 保存したタブグループを即座に復元できる (ショートカットコマンドを良い感じに設定できる)
  • 開いている既存のタブグループに対して、更新のために一々保存ボタンを押す必要がない
  • タブグループを複数開くこともできる (新規ウィンドウとして開くことも、単一ウィンドウでバックグラウンドで開いた状態にしておくこともできる)
  • 別のパソコンから開いても、タブグループを復元できる

短所

  • chromium系でしか使えない (≒スマホではほぼ使えない)
  • タブグループが増えすぎると手に負えない (単に筆者が怠惰なだけ)

リンク・参考サイト

chrome.google.com

paiza.hatenablog.com

※但し、paizaブログの方は旧ver.のworkonaを参考にしているため、実際の使い勝手とは若干ことなる可能性があります。

講評

あたふた的拡張機能|アプリケーションオブザイヤー2019を決めるとすれば間違いなくこれを挙げると思うってくらいおすすめ

ブラウザのタブ、開きまくりがちなもの。

100タブ超えるなんてザラな訳ですが、それらを細かくグルーピングして名前を付けて保存できる拡張機能な訳です。

似たような拡張機能 (後述しますが) は沢山ある訳ですが、何よりも優れている点はよく使う機能に対してショートカットキーを設定できてしまうことに尽きます。

具体的には

  • タブグループを閉じる (Alt+W)
  • タブグループを開く (Alt+F)
  • タブグループを切り替える (Alt+S)
  • タブグループ管理画面へ飛ぶ (Alt+A)

といったところ。タブグループの保存 (Alt+D) と新たなタブグループ (Alt+N) はなぜか使っていない。

chrome拡張機能をインストールして、workonaアカウントでログイン (Googleアカウント or Emailアドレス+password) すると、ブラウザのタブ左端にworkona管理タブが常住する (上記画像左上の赤い四角で囲われた部分) ようになり、ここで諸々管理できます。(つまり、Alt+Aでこのタブを開くことが出来る。)

その他、workonaアカウント毎にチームを作ってタブグループをshareする機能もあるらしい [未検証] 。

当方ThinkPadを4台飼っていて1、別々のパソコン (特にWindowsLinuxでのタブ共有) での状態の復元に前々からそれはそれは手を焼いていた。ので、色々調べて試して結局これに落ち着いた次第。

環境構築して上手く行った/失敗したとか、そういった一連の作業に伴う検索履歴や訪問したサイトを残しておく目的でも物凄く重宝する。何なら、最初に書いた「ネタなら無限にある」というのは、ここのタブグループの幾つかを記事になりそうなネタが保存してあるといった事情があってのことであったりする。 (これ以外にもWIPの下書きが4つくらいあるんだけど・・・)

欲を言えばになるが、スマホのブラウザでも是非使いたいんだけど、スマホChromeではそもそも拡張機能が使えないし、Kiwiブラウザ2で試してもみたけどイマイチだった。スマホFirefoxでも使えるようになると、最早ケチのつけようが無い神なんだけどなあ・・・。

Tab Session Manager

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※ 画像はfirefoxでのもの

対象ドメイン

ブラウザタブ管理/タブグルーピング

対象ブラウザ

chromium系&Firefoxどちらでも

長所

  • 渋滞気味なブラウザのタブを名前を付けてグルーピングして保存できる
  • タブグループを新規ウィンドウとして複数開くこともできる
  • タブだけではなく、幾つかのウィンドウをまとめてグルーピングも可能

短所

  • ブラウザを落とす度に自動保存するので、気づいたらタブグループの数が大変なことになっていることが多々 (設定で自動保存をoffにできるが、そうなると今度はタブグループを自動で更新してくれない)
  • パソコンを跨いでタブグループを同期することができない
  • ショートカットコマンドがあまり設定できない

リンク・参考サイト

chrome.google.com

addons.mozilla.org

neoblog.itniti.net

講評

Firefoxでもworkonaが使いてえ!って言い続けて、代替アプリを探してここに行き着いた。決して悪くはないんだけど、workonaから入ってしまったのでどうにも物足りなさというか、痒いところに手が届かなさを感じてしまう。

余談だが、筆者は開発用とか、大学用とか、趣味用とかお買い物用とかでプロファイルを分けたいクチである。(だって、 例えばゼミ発表とかで新しいタブ開いた拍子にアレな履歴とかブックマークが見えたりするとアレじゃないですか・・・)

本当は大学用のプロファイルも欲しかったのだが、守秘義務があるタイプの研究をやっているのでなるべくGoogleに情報を渡したくない3&大学のgmailアカウントではgmail機能しか使えず、ブラウザに入れても拡張機能の同期等を使えない等々の事情から、大学用ではFirefoxを使っている。

Chromeで言うプロファイルにあたるものは、当然Firefoxも持っているのだが、Firefoxではそれとは別に、各プロファイル毎に1つ以上のタブコンテナーを保持しており、各タブコンテナー毎には履歴やトラッキングが独立しているそう。タブコンテナー毎にブックマークや拡張機能を別々に管理&コンテナを跨いでグローバルに使いたいブクマや拡張機能はグローバルに適用できる、なんて感じになると、個人的には最高だと思っている。正直これが実現できたら、workonaを捨ててでもFirefoxをメインにしたいと思うほど。4

Video Speed Controller

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拡張機能に関係しない部分について、一部加工してあります

対象ドメイン

動画視聴スピード変更

対象ブラウザ

chromium系&Firefoxどちらでも

長所

  • 動画を再生してから、予め設定したキー操作のみで再生スピードの変更が可能
  • n秒戻し/進みもできる
  • 新たにキー設定を増やすことも、キーバインドを変更することもできる

短所

  • (強いて挙げれば程度の短所だが、) ヌルヌル動くタイプのページを開いた時に、左上にこの拡張機能の再生倍率表示が見えることがある

リンク・参考サイト

chrome.google.com

addons.mozilla.org

www.howtonote.jp

講評

学生は忙しい。社会人も忙しいだろうし、高校生も中学生も小学生も、恐らく猫以外の任意の何かは常に忙しい気がする。

そんな忙しい人でも動画とかアマプラとか見て休憩したい。が、配信アーカイブ2hとか、アニメ1本30分とか言われると流石に時間が惜しい。

そんなあなたにこのアプリである。2倍速で見れば、30分のアニメは15分で見終えることができる。2hの配信はなんとたったの1hで見終えることができて、1hも時間を浮かすことができる。

(workonaで挙げた長所からも分かる通り、) カーソルで一々ポチポチボタン押すのに面倒くささを感じる程の怠惰な人間なので、キー操作だけで完結しているのは本当にポイントが高い。何なら、再生倍率表示もvキーを押して隠すことだってできる。

何倍速まで可能なのかはちゃんと知らないが、少なくとも4倍速までは使ったことがある。

スマホアプリの部

とは言っても一つ。だがこれがあまりにも革命的

LMT Lancher

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対象ドメイン

pieランチャー+タップポインター (上手く説明できない)

対象OS

Androidのみ (root化せずとも主要な機能は使える)

長所

  • どんなデカいスマホ/タブレットだろうが、片手、何なら右親指だけで様々な操作が完結してしまう
  • ランチャーのカスタマイズ性が高く、細かい操作のチューニングが出来る

短所

  • root化しないと使えない機能がある (電源を落とす機能とか)
  • (root化云々が関わっている以上) Playストアでは配布していないので野良apkを入れる必要アリ
  • 画面端へのタップは犠牲になる
  • ポインター機能ではタップ以外の操作 (スクロールとか長押しとか) はできない (機能を完全に把握しきっていないので分からないのだが、gestureなんて機能もあるっぽいのでそれ駆使すると良い感じに出来るかも)
  • ポインター機能で細かいタップ操作に慣れるまでにある程度時間を要する (要はTrackPointに慣れるまでに時間が掛かるのと似たようなもの)
  • あまりにもギーク過ぎて使っていると引かれる (?)

リンク・参考サイト

forum.xda-developers.com

※ [ROOT]と記載されているが、筆者の手元の非root端末:Xperia XCompact (Android 8.0.0) でも無事動作していることが確認できているので、一部機能を除いて使用することが可能である。

androidlover.net

講評

workonaと双璧をなすレベルで使った時に脳天に衝撃が走ったヤバいアプリスマホの「戻る」とか「アプリの切り替え」、「タップ」だとか或いは「スクリーンショット」といった諸々の操作が、全て片手、右親指だけで完結する。

使い方は簡単、画面端をスワイプするとニュッとpieランチャーがオーバーライドする形で現れ、そのままスワイプして目的の操作を選んで離すだけ。

ここまでだと一見普通の便利アプリで終わるかもしれないが、一番の目玉は「ポインター」機能。

指マークの描かれたアイコンにスワイプすると、突如先っちょに○が付いた赤い線が出現する。親指先の微妙な伸縮や向きでポインターを動かして、離した瞬間に○が乗った位置をタップした扱いになる。

文章だけだと伝わりにくいので、具体的にこれで何が嬉しいかと言うと、あの憎き (あくまでも個人の感想です) 「ハンバーガーメニュー」に対抗することができるのである。

念の為説明しておくと、「ハンバーガーメニュー」とは、スマホ用のWebページやアプリにありがちな、左上に"三"のようなマークで描かれたアレである。これを押すと、大抵左側からメニューが出てきて、別のサイトや画面に遷移できる。5

しかしこのハンバーガーメニュー、大抵画面の左上に配置されているので、必然的に右手、しかも親指だけでスマホを操作することが多い人間にとっては、最も遠い位置に配置されているボタンになる。6

ハンバーガーメニューを押さねばならない状況に追い込まれた時に、何度眉間に皺を寄せ、フリーだった左手を気怠げに伸ばし、勢い余って画面が割れんばかりの指圧で左上をタップしようとしたか、最早覚えていないほどである。

だが、このポインター機能を使えばそんな不満ともオサラバである。右親指だけで、画面のほぼ全てをタップ出来て、サクサク快適である。ゴロ寝しながらタブレットを片手で操作してネサフするのはなんとも心地良い (ダメ人間並みの感想) し、満員電車で吊革に捕まりながら安全にスマホを見れるのはマジで素晴らしい。

その他、ポインター機能周りの諸々の細かい設定とかは説明が面倒なのでまあググって各自チューニングして・・・って感じにはなる。設定画面とかはEnglish Onlyなので、まあGoogle翻訳片手に頑張ってください。

終わりに

現代人には時間が惜しい。

1秒でも時間を短縮できたり、煩雑な操作から解放される余地があるのなら、それは是非とも便利なアプリや拡張機能を探して効率化すべきである。たった1秒の差でも、100回も繰り返せば100秒の差になり、1万回繰り返せばなんと2時間26分40秒もの差になる。

必ずしもここで紹介したものを使う必要は無いが、せめて効率化の喜びというエッセンスだけでも伝わってくれれば万々歳である。何なら、作りたいアプリだとか拡張機能の原資はだいたいここらへんの効率化周りだったりしなくもない。開発する時間をくれ。後で浮かせて返すから。

―――はい、ここでタイマーストップ。記録は・・・あるぇ?もう2時間以上経っているんだが?

こうしてあたふたは、効率化で浮かせた10000秒を間抜けにも執筆で溶かしてしまうのでした。ちゃんちゃん。

2019/12/05(木) 0:30追記: ハンバーガーメニューの説明部分、「右上」→「左上」へ修正 (校閲修行が足りないのでこれは再走確定ですね┐(´-`)┌)


みす51代アドカレ、明日はShikugawaさんの「孤独に酔う」です。独りぼっちは、寂しいもんな・・・。

また来週クルヨ


  1. T480、X1 Carbon (2015) 、X201、X220の4台。前まで5台って言ってたけど、X1 Yoga (2017) は妹にあげた。「『いつのまにかThinkPadが繁殖していた・・・』な・・・何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった・・・」

  2. PC版chrome拡張が使えるスマホ用ブラウザ。個人的にはVivaldiスマホ版がchrome拡張に対応してくれると、PCもVivaldiに統一できて嬉しいんだけどなあ・・・。

  3. とは言っても、サーベイ時にはばっつりGoogleで検索しているけど。

  4. ここらへんの複数のアカウント管理に関しては、こうだったら良いのになあって強い要望がある。具体的にはSlackみたいに一つのアカウントで複数のワークスペースを管理しつつ、Discordみたいに一つのアカウントで複数のサーバを集約して、複数デバイスにインストールした時にログインの手間を省きつつ、使いやすさを向上させたい。(Slackをインスコする度に一々各ワークスペースに対応するメアドにマジックリンクを送ってURL踏むのはタルいし、かと言って、ディスコードみたいに複数のサーバーで同じHNを共有したい訳でもない。) Tweetdeckの管理方式は現状では割と理想に近いが、完璧とも言い切れない。

  5. どうでも良いが、"三"が横から見たハンバーガーに似ていることから「ハンバーガーメニュー」と呼ばれているらしい。が、これだと具が1層しかないので、こんなのを出された日には噴飯物では?ハンバーガーなので怒っても噴き出すのは飯ではないが (ライスバーガーなら確かに「噴飯」できるが) 。

  6. 完全に余談だが、今までデカいスマホタブレットは好きではなかった。例えば、スマホの選定条件はまず第一に6インチ未満であることだった。片手で操作することを考えた時に、指が画面端まで届かないのが嫌だからである。今ではLMTのおかげで多少デカいタブレットでも (LMTが使えれば) まーいっかとは思うようになった。が、持ち運びに邪魔になってしまっては折角のタブレットの利点の一つ (パソコンよりも持ち運びがラク) が活きないと思っているので、結局頑張っても9インチくらいまでかなあというお気持ちである。何が言いたいかって?iPad mini、オメーだよ。頼むから7or8インチでnotカブトガニモデルのiPad miniを出してくれ。去年だったか、新型Appleペンシル出た時にマジで12インチのiPad Pro購入を検討したんだが、デカすぎて (スペックに対する値段が高すぎる (あくまでも個人の感想です) &LTEモジュール追加で1万ちょっと余計に取られるのがなんか腑に落ちなくて) やめたんだよ。LMTが使えないことを加味しても、Apple製品にあまり興味がない人間でも、それでもあのAppleペンシルには、買う価値があると思わせるだけの十分な魅力があった。あれ、スマホの選定条件の話がなんでいつの間にAppleペンシルの話になってんだ・・・?